【新規事業ラボ】新規事業の立ち上げ情報誌

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ビジネスモデルを構築する6つのステップをわかりやすく解説!


 新規事業の検討を進めることになっても、 【ビジネスモデルの構築】 について知らないまま、新規事業を推進するのはとても不安ですよね?

 新規事業の担当者になったあなたも、ビジネスモデル構築の流れとポイントを知っているだけで、新規事業の立ち上げが楽になります。

 以前の私は、ビジネスモデルの構築について、ほとんど知らなかったので、他社の仕組みをマネしてばかりで、自分たちの新規事業に最適な仕組みを作れませんでした。その結果、ビジネスモデルがいつまでも決まらず、新規事業がなかなか立ち上がりませんでした。ビジネスモデルの構築について理解した今では、新規事業の仕組み作りで悩むことがなくなり、ビジネスモデルの構築が大好きになりました。

 このページでは、①ビジネスモデル構築の流れ と、②ビジネスモデルを現場に落とし込むポイント について解説していきます。

 この記事を読み終える頃には、ビジネスモデル構築の流れと重要なポイントがわかり、ビジネスモデルの構築が得意になります。

1 なぜ多くの新規事業は失敗するのか?

 新規事業の成功率は、千三つ(0.3パーセント)と言われるくらい低いのが現実です。ほとんどの新規事業が失敗する と言っても過言ではありません。新規事業が失敗する原因は、挑戦する事業によってそれぞれ異なりますが、代表的な原因として、以下があります。

  • 顧客ニーズを把握していない
  • 収益モデルや収益の仕組みが構築できていない
  • 経験やノウハウ不足
  • 市場分析が不十分
  • 覚悟や本気度が足りない
  • 資金不足

 新規事業が失敗する最大の原因として、ビジネスモデルの設計ミス が考えられます。ビジネスモデルとは、ビジネスを成立させている仕組み のことです。つまり、①誰に ②どんなサービス(どんな価値)を ③どのような仕組みで提供し ④どう利益を得るか を明確にしたものです。この仕組みを、しっかりと構築できていないために、新規事業はうまくいかないのです。

 担当者の情熱があるか? 経営リソースを活かせるか? 差別化できるか? なども重要ですが、ビジネスモデルの構築は、新規事業の成功に最重要であると、認識してください。

2 ビジネスモデルを構築する6つのステップ

 新規事業を立ち上げる時には、アイデアを思いつただけでは、不十分です。①誰に ②どんなサービス(どんな価値)を ③どのような仕組みで提供し ④どう利益を得るか というビジネスの仕組み(ビジネスモデル)を、しっかりと作り上げる必要があります。

 以下の6つのステップに沿って順番に考えていくと、ビジネスモデルが構築できますので、おすすめです。

【ステップ1】ニーズ を見つける
 誰が? どんなことで困っているか? どんなことに不満があるか? を探します。自分が売りたい商品やサービスではなく、本当に求められていることから考えてください。
【ステップ2】解決するアイデア(価値) を考える
 困っている人に対して、どんな商品やサービスを提供すれば喜ばれるか? を考えます。
【ステップ3】どうやってその価値を届けるか を考える
 顧客に提供する商品やサービスを、どうやって届けるか? を考えます。ネットで販売するのか? 店舗で販売するのか? 営業マンが訪問するのか? など
【ステップ4】どう利益を得るのか を考える
 どうやってお金をもらうか(お金をもらう仕組みは)? を考えます。価格はいくらにするか? 売り切りにするのか? 毎月お金をもらうサブスクにするのか? など
【ステップ5】運営するために必要なもの を整理する
 運営するのに必要なリソースを把握します。何が必要か?(ヒト、モノ、お金、システム など) 誰と一緒にやるか?(協力会社は必要か?) 何にコストがかかるか?(人件費、広告宣伝費、原材料費 など)
【ステップ6】簡単な図 にまとめる
 ステップ1~5で考えた内容を、簡単な図に落とし込みます。商品やサービスの流れは? お金の流れは? 自社や協力会社の関係は? などを、わかりやすい図にまとめます。

3 成功しているビジネスモデルの例

 ビジネスモデルは、世の中に数多く存在しており、今でも次々に新しいビジネスモデルが提唱されています。上記の6ステップで、ビジネスモデルは構築できますが、他のビジネスモデルについて理解することで、自分たちのビジネスモデルが、より良いものになります。

 ここでは、新規事業の立ち上げを検討する時に、参考になる代表的なビジネスモデルを3つだけ、ご紹介します。それぞれのビジネスモデルの特長やメリット、デメリットを知り、自分たちのビジネスモデル構築のヒントにしてください。

  1. 広告モデル
  2. サブスクリプション(サブスク)
  3. フリーミアム

広告モデル

 広告モデルとは、広告主からの広告収益を収益源とするビジネスモデル です。ユーザーに無料または低価格でサービスやコンテンツを提供し、広告の掲載料やクリック報酬などで利益を得る仕組みです。多くの人がサービスを利用すればするほど広告の価値が上がり、収益が増えます。そのため、いかに多くのユーザーを集め、長時間利用してもらうかが成功のカギとなります。

有効な分野・サービス

 広告モデルは、ユーザーが集まる場所を作ることが、最も重要です。なぜなら、広告主にとって、ユーザーが集まる場所は、宣伝効果が高い場所になるからです。有効な分野やサービスとして、以下があります。

  • 検索エンジン
  • SNS
  • 動画配信 サービス
  • 無料アプリ(ニュース、ゲーム、天気予報、占い など)
  • ブログや個人メディア

メリット

  • 無料なのでユーザーを集めやすい
  • 継続的な利益が見込める
  • 広告主と連携することで色々な広告が考えられる
  • 成長と収益化を両立させやすい

デメリット

  • 収益化には大量のユーザーが必要
  • 広告主が必要
  • ユーザー1人あたりの単価が低い
  • プライバシー問題が発生しやすい

サブスクリプション(サブスク)

 サブスクリプションとは、顧客に一定の期間ごと(月額、年額 など)に料金を支払ってもらい、商品やサービスを継続的に提供するビジネスモデル のことです。顧客と長期的な関係を維持しながら、継続的に課金するのが特徴です。サブスクリプションは、市場規模が大きな事業に向いています。

有効な分野・サービス

 サブスクリプションは、①継続して使いたくなる魅力をもち ②払う価値があると思ってもらえる金額設定で ③生活習慣に入り込む ことが、成功のカギを握っています。有効な分野やサービスとして、以下があります。

  • 動画・音楽 配信サービス
  • クラウドソフト
  • 学習・教育系 サービス
  • 定期配送(食品、日用品、美容用品、ペット用品 など)
  • フィットネス・トレーニング サービス

メリット

  • 定期的に収益が得られる
  • 継続的な関係を築ける
  • 顧客データを蓄積できる
  • 継続的なサポートや提案で収益を最大化できる

デメリット

  • 継続してもらわないと利益が出ない
  • サービス開始時にコスト(開発、システム構築 など)がかかる
  • サービスの定期的な更新や改善が必要
  • 競合企業との差別化がむずかしい

フリーミアム

 フリーミアム(Freemium) とは、Free(無料)と Premium(有料)を組み合わせた造語で、基本機能は無料で提供し、高度な機能や追加サービスは有料で提供するビジネスモデル です。特に、オンラインサービスやソフトウェアで広く採用されています。有料ユーザーの利益で、無料ユーザーを含むサービス全体を支えています。

有効な分野・サービス

 フリーミアムは、①まず使ってもらう → ②満足してもらう → ③有料プランを使ってもらう というステップを踏みながら、関係を構築・維持していく仕組みです。有効な分野やサービスとして、以下があります。

  • クラウドストレージ サービス
  • 音楽ストリーミング サービス
  • デザイン・クリエイティブ ツール
  • 動画会議 ツール
  • メール配信・マーケティング ツール

メリット

  • 無料なのでユーザーを集めやすい
  • 少数の有料ユーザーだけで利益が出せる
  • 継続的な関係を築ける
  • ニーズに合わせて課金モデルを作れる

デメリット

  • 無料ユーザーのコストがかかる
  • 有料ユーザーが少ないと利益が出ない
  • 有料への誘導のタイミングがむずかしい
  • 収益化までに時間がかかる

4 構築したビジネスモデルを現実に落とし込む時のポイント3選

 ビジネスモデルを紙の上で作っても、実行してみなければ、本当にうまくいくかどうかわかりません。そのため、ポイントをおさえながら、段階的に落とし込んでいく必要があります。現実に落とし込む時に重要なポイントは、以下の3つです。

 ビジネスモデルを試しながら、焦らずに育てていく気持ちをもって、進めてください。いきなり完璧を目指すのではなく、少しずつ改善していくこと が大切です。

  • スモールスタート
  • ビジネスモデルの修正
  • ビジネスモデルの共有

スモールスタート

 スモールスタートとは、小規模で新規事業をはじめること です。ビジネスモデルを構築する時に、リスクを抑えながら、成長を目指すために、非常に賢明な方法です。失敗した場合でも、損失やダメージを最小限におさえることができます。新しい商品やサービスは、顧客に受け入れられるとは限りませんので、小規模ではじめて、顧客の反応を見ながら、改善を行うことが必須です。ビジネスモデルを構築するには、完璧なものに作る前にまず小さく試す ことから始めてください。

 ビジネスモデルを検証するためのスモールスタートの例として、以下が考えられます。

  • 簡単なホームページやランディングページを作って、アクセス数や申し込み数を調べる
  • 試作品(プロトタイプ)を作って、実際に使ってもらう
  • SNSに新規事業を投稿し、反応を確認する
  • ターゲット顧客にインタビューする
  • 無料体験版やモニターを募集して使ってもらう

ビジネスモデルの修正

 スモールスタートすると、最初の想定通りにいかないことが、たくさん出てきます。例えば、①主婦向けに販売したが、学生の方が反応が良かった ②月額サービスで販売したが、継続利用されなかった ③自社サイトだけで販売したが、アクセスが少なかった などです。

 そこで、ビジネスモデルの修正や改善が必要になります。顧客のニーズや本当の声を取り入れながら、修正をくり返すことで、新規事業の利用が増えていく例は、たくさんあります。スモールスタートした後に、修正や改善を行い、成功の見込みが立った段階で投資を増やし、事業を拡大することが、リスクを抑えながら成功する王道です。

ビジネスモデルの共有

 ビジネスモデルの修正や改善をくり返し、ビジネスモデルが構築できたら、それをチームメンバーや関係者に共有し、全員のベクトルを合わせ、協力してもらえる体制 を作ってください。

 ビジネスモデルの共有が重要なのは、①全員が同じ方向を向いて動く ②チームや関係者の理解と協力を得る ③改善点を見つけやすくする ④意思決定のスピードを上げる ためです。

 ビジネスモデルを共有する時は、簡単な図やスライドで、わかりやすく伝えるのが重要です。

5 まとめ

 今回の記事では、ビジネスモデル構築の流れと、ビジネスモデルを現実に落とし込むポイントについて、解説しました。新規事業が失敗する原因として、ビジネスモデルの設計ミスがあります。新規事業を成功させるために、ビジネスモデルの構築は、とても重要です。新規事業は小規模で始め、ビジネスモデルの修正や改善を行ってから、現場に落とし込んでください。構築したビジネスモデルは、チームメンバーや関係者に共有し、協力体制をつくることも忘れないでください。

ビジネスモデル構築の6つのステップ

  1. ニーズ を見つける
  2. 解決するアイデア(価値) を考える
  3. どうやってその価値を届けるか を考える
  4. どう利益を得るのか を考える
  5. 運営するために必要なもの を整理する
  6. 簡単な図 にまとめる

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