新規事業の立ち上げを担当することになっても、どうやって 【アイデア出し】 するか知らないと、とても不安ですよね?
新規事業を立ち上げることになったあなたも、アイデア出しのポイントを知っていれば、次々と新規事業のアイデアを考えつき、何をやるか?で、迷うことがなくなります。
以前の私は、アイデア出しについての知識が、ほとんどなかったので、新規事業のアイデアが思い浮かばず、パソコンの前で悩んでばかりいました。その結果、新規事業がなかなか始まらず、会議室で意味のない議論ばかりしていました。新規事業のアイデア出しのポイントを理解した今では、アイデア出して悩むことがなくなり、やりたい新規事業のネタが集まるようになりました。
このページでは、①アイデア出しのポイント と、②アイデアを出すための具体的な方法 について解説していきます。
この記事を読み終える頃には、アイデア出しのポイントを理解し、新規事業で必要なアイデアを次々に出せるようになります。
1 新規事業が必要な理由
新規事業の担当者が集まって、新規事業のアイデアを、あれこれ考えるのは、とても楽しい時間です。誰もがサービスがどんどん拡大し、利用者が増えていく姿を思い描きます。
新規事業のアイデア出しを考える前に、①新規事業とは何か? ②新規事業が必要な理由 について、理解しておいてください。曖昧なままだと、ただ単にアイデアを出すだけの作業になってしまい、事業化に結び付くアイデアが出てこない からです。アイデアは、実行できなければ何の意味もありません。
新規事業とは何か?
新規事業とは、既存事業と異なる新しい分野で、商品やサービスを提供し、利益や事業規模の拡大を目指した事業活動のこと です。
新規事業が必要な理由
企業にとって、既存事業だけではなく新規事業が必要になる理由は、多岐にわたります。主な理由は、以下の通りです。
- 既存事業の成長鈍化や市場縮小
- 競争の激化
- 新しい技術の誕生
- 顧客ニーズの変化や多様化
- リスク分散
- 社員の成長機会の創出
企業が新規事業に取り組まずに、既存事業にこだわり続けた場合、1つの事業にリスクが集中するため、成長機会を逃し、競争力を失い、将来的には企業そのものが危機に陥る可能性があります。
2 アイデア出しの3つのポイント
新規事業のアイデア出しでは、ただ単にアイデアを「思いついた」だけでは、何の意味もありません。まずは、新規事業のアイデアを簡潔な一文で説明してください。例えば、私たちの事業アイデアは、〇〇を活用して△△という課題を解決する新しい□□サービスです のように記載します。その後で、提案する新規事業のアイデアを具体的に書き、他のメンバーが理解し、納得してくれるような情報を追加していきます。
アイデア出して、必ず押さえておくべきポイントがあります。以下に、アイデア出しで特に重要な3つのポイントをまとめました。
- ニーズがあるか?
- 担当者がやりたいアイデアか?
- 経営リソースを活かせるか?
ニーズがあるか?
ニーズがあるか?とは、未解決の問題や願望が存在しているか? ということです。そもそもニーズがなければ、誰も利用してくれませんので、事業が成り立つわけがありません。
アイデアを出す側は、これは便利だ! 絶対に必要とされている! と思っても、ターゲット顧客がそう感じていない場合はよくあります。ニーズが強ければ、商品やサービスに多少の欠点があっても、顧客は使い続けてくれますが、ニーズがないと、そうはいきません。
また、顕在ニーズか? 潜在ニーズか? の見きわめも重要です。顕在ニーズとは、すでに顧客が自覚しているニーズ です。潜在ニーズとは、顧客が気づいていないが欲求が存在しているニーズ のことです。潜在ニーズを見つけることができれば、競合が少ないため、有利に事業を進めることができます。
担当者がやりたいアイデアか?
新規事業のアイデア出しにおいて、担当者がやりたいと思えるアイデアかどうか? は、非常に重要なポイントです。担当者が、本当はやりたくないのに、経営者や上司から言われて、嫌々やっていても、なかなか成功しません。やりたいアイデアだと、①ねばり強さが生まれ ②本気度が周りに伝わり 周りを巻き込みながら、新規事業は前進していきます。
ねばり強さとは、困難や失敗に直面してもあきらめずに、目標に向かって努力し続ける能力のこと です。新規事業の立ち上げは、先の見えない困難な業務と常に向き合い、うまくいかないことばかりです。ストレスに負けない精神力をもち、何度も何度も挑戦していくことが求められます。そんな困難な状況でも、このアイデアを実現したい! と、思えれば、新規事業の成功確率は高まります。
担当者の本気度や熱意は、チームメンバー、経営者、上司、外部協力者 などにも、伝わります。本気でやりたいと考えている人の言葉には説得力があり、共感を得やすく、支援者も増えます。言われたからとりあえずやっている とか、会社の命令だから仕方なくやっている では、誰も本気でサポートしてくれません。
経営リソースを活かせるか?
経営リソースを活かせるか? も、アイデアの実現を左右するポイントです。なぜなら、どんなにすばらしいアイデアでも、実行に移せなければ事業にならないからです。経営リソースとは、実行するための土台です。また、すでに持っているリソースがあれば、初期投資をおさえて素早く事業を始められます。さらに、ノウハウやネットワーク、ブランド力 などを活かせれば、他社がまねしにくく、競争優位性を築きやすくなります。
経営リソースの例を簡単にまとめましたので、自社にどのような経営リソースがあるのか?確認してください。
| 分類 | 具体例 |
| ヒト | 専門スキル(営業力、マーケティング、マネジメント、デザイン など)を持つ社員、新規事業の経験者 |
| モノ | 工場、倉庫、機械設備、製造ノウハウ、独自技術 |
| 資金 | 余剰資金、資金調達力、助成金や補助金の活用 |
| 情報 | 顧客データ、購買履歴、自社で行った市場調査、業界に関する知識やノウハウ |
| 知的財産 | 特許、商標、著作権、ノウハウや知見 |
3 アイデアを出すための具体的な方法6選
新規事業のアイデアを出すための具体的な方法(発想法)は、色々とあります。その中でも、簡単で使いやすい方法を6つご紹介いたします。自分たちが使いやすい方法で、アイデアを出してみてください。慣れるまでは、なかなかアイデアが出てきませんが、コツをつかめば、色々なアイデアが出てくるようになります。楽しみながら、とり組んでみてください。
- ブレインストーミング法
- ブレインライティング法
- オズボーンのチェックリスト
- マインドマップ
- マトリクス法
- NM法
ブレインストーミング法
ブレインストーミング法(略してブレスト)は、複数人で自由にアイデアを出し合い、発想を広げていく方法 です。①どんなアイデアでも歓迎 ②どんなアイデアも否定しない ③質より量を重視する というルールのもと、多くのアイデアを出してもらいます。
アイデア出しが終わった後に、それぞれのアイデアを評価・検討し、最も実行可能で効果が見込めるアイデアを選びます。
ブレインライティング法
ブレインライティング法は、ブレインストーミング法の一種で、複数人が協力しながらアイデアを生み出す手法です。ブレインストーミング法と異なり、発言する代わりに紙やデジタルツールにアイデアを書き出します。上司や発言力が強いメンバーが参加する場合や、各個人の自由なアイデアを重視したい場合に、特に有効です。
ブレインライティングは、発言せずにアイデアを個別に書くため、他人の意見に左右されにくく、アイデアが自然と多様化します。
オズボーンのチェックリスト
オズボーンのチェックリストは、多様な視点を意識しながら、アイデアを広げていく方法です。具体的には、9つの項目に分けて、新しいアイデアや発想を考えていきます。9つの項目は、以下の通りです。
| 項目 | 概要 | |
| 1 | 転用 | 他に使い道はないか? 新しい使い方や別のターゲットは? |
| 2 | 応用 | 応用できないか? 別の分野や業界からアイデアをかりてこれないか? |
| 3 | 変更 | 変更できないか? 小型化できないか? 機能をシンプルにできないか? |
| 4 | 拡大 | 大きくしてみたらどうか? サービスを全国展開できないか? |
| 5 | 縮小 | 小さくしてみたらどうか? スリム化できないか? |
| 6 | 代用 | 代用できないか? 材料を変更できないか? |
| 7 | 置換 | 入れ替えてみたらどうか? 部品や順番を入れ替えることはできないか? |
| 8 | 逆転 | 逆にしてみたらどうか? 高価格の商品・サービスを低価格にできないか? |
| 9 | 結合 | 何かと結びつけられないか? 用途、原材料、サービスを結合できないか? |
マインドマップ
マインドマップは、新規事業のアイデアを 視覚的に整理し、関連性や新しい視点を発見する ために、便利な方法です。思考の流れを紙やデジタルツール上に広げながら、連想や発展をうながし、アイデアの幅を広げていきます。
マインドマップを使ったアイデア出しは、①中心テーマを決める ②枝を広げる ③アイデアを追加する ④整理 する の順番で進めます。
マトリクス法
マトリクス法は、異なる視点を掛け合わせて、新たなアイデアを発想する ための効果的な手法です。新規事業のアイデア出しに適しており、異なる要素を組み合わせることで、従来の考え方にとらわれないアイデアが生まれやすくなります。
具体的には、タテ軸とヨコ軸に、2つの変数を設定して、その組み合わせを用いて、新しいアイデアや発想を導きだします。
NM法
NM法とは、アナロジー(類推)を活用して発想を広げながら、アイデアを出していく方法 です。アナロジーとは、あるものと別のものの似ている点に注目して、色々と連想していくことです。NM法を活用すると、すでにあるアイデアを新たな発想と結びつけていくことで、新鮮なアイデアが得られるようになります。
4 アイデアを評価する時の注意点
新規事業のアイデア出しを行った後、各アイデアを評価する必要があります。評価を行い、最終的には1~2案に絞り込みまず。さらに、事業計画書を作成し、承認を得てから新規事業を開始するのが、一般的な流れです。
ここでは、アイデアを評価する時の注意点について説明します。注意点は、主に3つです。ぜひ、参考にしてください。
- 評価軸を決めること
- 顧客視点で評価すること
- 思い込みで評価しないこと
評価軸を決めること
評価軸とは、アイデアを評価する視点や観点 のことです。評価軸が決まっていないと、出されたたくさんのアイデアを評価することができません。アイデア出しを行う前に、評価軸を決めておいてください。具体的な評価軸として、以下があります。
- 顧客ニーズ(顧客ニーズがあるか? 顧客がお金を払うか?)
- 実現可能性(経営リソースで実行できるか? 外部の協力が必要か?)
- 市場性(市場規模は十分か? 成長が見込めるか?)
- 競合優位性(他社と比べて優れている点は? マネされない強みは?)
- 収益性(利益が出るか? どのような収益構造か?)
評価軸を決めるのは、①感覚や主観による判断を防ぎ ②複数のアイデアを比較し ③意思決定をスムーズにする ためです。
顧客視点で評価すること
顧客の観点でアイデアを評価することは、重要です。顧客が価値を感じて、お金を払ってくれて初めて取り引きが成立するからです。自分たちが、良いアイデアだ! 便利なサービス案だ! と思っても、顧客にとって価値がなければ売れません。良いアイデアとは、顧客にとって価値があるアイデア のことです。
顧客には、毎日たくさんの困りごとや願望がありますが、すべてをお金を払ってまで解決したいわけではありません。新規事業で狙うのは、毎日困っている! 今すぐなんとかしたい! などの強いニーズです。便利なアプリを作ったが誰も必要としていなかった 作れるから作ったけど使われなかった などにならないよう、顧客の立場から評価してください。
思い込みで評価しないこと
思い込みによる評価は、自分たちの都合の良い見方や主観 に頼って、アイデアを評価しますので、判断をゆがめてしまいます。自分が使いたいから、みんなも使いたいだろう! 技術的にすごいから売れるはず! と考えるのは、単なる思い込みにすぎません。
また、思い込みにとらわれていると、顧客の声や行動を見ても、「自分の考えに合う部分だけ」を都合よく解釈してしまいます。思い込みは、本当のニーズや課題を見落とす可能性がありますので、避けるべきです。
思い込みを排除するためには、①仮説を必ず検証する ②インタビューや行動観察を行う ③チームで評価する などが必要です。
5 まとめ
今回の記事では、新規事業のアイデア出しの3つのポイントと、アイデアを出すための具体的な方法6選について、解説しました。新規事業には、①ニーズがあり ②担当者がやりたいアイデアで ③経営リソースを活かせる アイデアを選んでください。アイデアを出すには、上記6つの方法がおすすめです。自分たちが使いやすい方法を使ってください。アイデアは、評価軸を使って評価し、顧客の立場にたって評価することが、重要です。
アイデア出しの3つのポイント
- ニーズがあるか?
- 担当者がやりたいアイデアか?
- 経営リソースを活かせるか?
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