新規事業を担当していると、【やめたい】 と思う時がありますよね。でも、やめたいと思った時、どうすればよいか、知っていますか?
新規事業を立ち上げることになったあなたも、やめたいと思った時の対処法を知っていれば、不安やストレスにさらされても、心が動揺することなく、冷静でいられます。
以前の私は、やめたいと思った時に、どうすればよいか? 知らなかったので、悩みを一人で抱え込み、悶々としながら業務を行っていました。その結果、モチベーションは下がりっぱなしで、成果が全く出ませんでした。やめたいと思った時の対処法を理解した今では、やめたいと思っても、自分の気持ちを冷静に見つめ、具体的な対処法を、考えられるようになりました。
このページでは、①やめたいと思うタイミング と、②やめたいと思った時の対処法 について解説していきます。
この記事を読み終える頃には、やめたいと思った時の対処法を理解し、不安やストレスに負けずに、新規事業に取り組めるようになります。
1 新規事業をやめたいと思う時
新規事業の立ち上げでは、社内で誰も挑戦したことがない未知の分野や困難な業務にとり組んでおり、常に強いストレスや大きなプレッシャーにさらされています。そんな中で、突然「 やめたい 」と思う瞬間が、必ずあります。「 やめたい 」という感情は、自然のものであり、あなたの心が発するメッセージだと、とらえてください。やめたいと思う気持ちには、真摯に向き合ってください。それが冷静な判断や環境の見直しにつながることは、よくあります。
新規事業の担当者の場合は、日々の働き方や心理的な負担 から、やめたいと思う傾向があります。新規事業の責任者の場合は、事業全体の見通しや組織的な問題 から、やめたいと思うことが多くなっています。それぞれの立場で、どのような時に、やめたいと思うのか、簡単にまとめます。
担当者がやめたいと思うタイミング
- 成果が出ない時
- 社内からの理解や支援が得られない時
- 責任や業務の重さに押しつぶされそうな時
- 失敗への恐怖を強く感じた時
- 自分のキャリアに不安を感じた時
担当者は、働く環境への不満や個人的な恐怖・不安で、やめたいと思うのです。
責任者がやめたいと思うタイミング
- 新規事業が進まず、将来が見えなくなった時
- メンバーのモチベーションが下がっている時
- 経営者からの期待やプレッシャーがきつすぎる時
- 社内の非協力的な態度や社内調整に疲れた時
- 自分の限界を感じた時
責任者は、チーム全体の状況や周りの体制・態度から、やめたいと思う傾向があります。個人的な問題よりも、組織的な問題が、主な原因です。
2 担当者が【やめたい】と思った時の3つの対処法
担当者がやめたいと思うのは、担当者が無理をしているサイン です。そのまま放置するのは、絶対にやめてください。なぜなら、心身の不調やパフォーマンス低下、最悪の場合は退職へとつながる可能性があるからです。
以下に、担当者向けの具体的な対処法を、ご紹介します。参考にして、慎重に対応してください。
- やめたいと思う原因や理由を整理する
- 信頼できる人に相談する
- 具体的な改善方法を考える
やめたいと思う原因や理由を整理する
まずは、やめたいと思う原因や理由を整理する ことが、最優先です。紙に書き出す、スマホやパソコンに書き出す などの方法で、なぜやめたいのか? を、言語化してみてください。なるべく心を静めて、冷静になって自分のこころに問いかけてみてください。例えば、以下のような原因や理由が明らかになってくるはずです。
- 頑張っているが、成果が出なくてつらい
- 言いたいことが言える相談相手がいない
- チームメンバーとのコミュニケーションがうまくいかない
- やりがいを感じられない
- ストレスとプレッシャーで心が折れてしまった
複数の原因や理由が、からみあった結果、やめたいと思うようになったことが、わかってくると思います。
信頼できる人に相談する
次に、信頼できる人に相談する ことを、おすすめします。やめたいと思う気持ちを、ひとりで抱え込まずに、言葉に出してください。信頼できる人であれば、上司、同僚、社外の知人、メンター、外部の専門家 など、誰でもかまいません。話を聞いてもらうだけで、気持ちが落ち着いたり、異なる視点が得られる 可能性があります。
やめたいと思うのは、新規事業に携わっている誰もが経験することです。相談するのは、心の弱さではなく、自分を冷静に見つめなおし、前進するための第一歩です。
具体的な改善方法を考える
やめたいと思う原因や背景が見えてきたら、具体的な改善方法を考えてみてください。原因や状況によって、対処法は異なります。簡単に問題は解決しませんが、少しずつ現状を変えてみてください。行動を起こすことにより、やめたい気持ちも変わってくるはずです。以下にいくつかの対処例を列挙します。
- 成果が出ないのであれば、①短期目標を設定する ②ロードマップを作ってみる ③事業計画を見直す などが考えられます
- コミュニケーションがうまくいかないのであれば、①新しいツールを導入する ②ランチミーティングを取り入れる ③合宿しながら議論してみる などがあります
- 業務量が多すぎる場合は、①役割分担を見直す ②やるべきことを絞り込む ③外部協力者を活用する などを検討します
- ストレスやプレッシャーに耐えられない場合は、①しばらく休む ②他部署へ異動する ③業務量を減らしてもらう などが考えられます。
上記の対応は一例です。やめたいと思ったら、我慢をするのではなく、状況に合わせて必要な手を打つことが、最も重要です。
3 責任者が【やめたい】と思った時の3つの選択肢
新規事業の責任者がやめたいと思うのは、単なる感情だけではなく、事業全体の状況や将来性、取り巻く環境 が、大きな問題を抱えていることに、気付いた場合がほとんどです。新規事業の立ち上げが、重大な危機に瀕している可能性がありますので、状況をきちんと分析し、適切に対処する必要があります。
まずは、経営者や外部の専門家に相談し、現状の把握 に努めてください。事実に基づいて、なるべく客観的に分析することです。その後で考えられる選択肢として、以下の3つがあります。
- 改善しながら業務を続ける
- 後継者に引き継ぐ
- 撤退を検討する
改善しながら業務を続ける
新規事業をやめたいと思った時に、改善しながら業務を進める のは、最も現実的で、責任者としてとるべき柔軟で、前向きな対応です。やめたい気持ちは、改善のチャンスと考えて、積極的に業務の進め方を変えてみてください。気を取り直して業務に邁進することで、新規事業が改善される可能性は、十分にあります。
まずは、なぜ、やめたいと思ったのか? を、冷静に分析することから、始めてみてください。原因を分析する時は、なぜ? なぜ? なぜ? を3回くり返して、深く追求すると、真実が少しずつ見えてきます。気持ちがモヤモヤしたまま業務を進めても、改善効果が出ずに、かえって悪循環に陥る可能性がありますので、注意してください。
次に、優先順位をつけて改善を行ってください。①効果が出やすく ②すぐに取り組める ことから、とり組むことが重要です。成果が出やすいことから改善すれば、チームのモチベーションも向上してきます。あれもこれもと、多くのことを改善しようとすると、チームが疲弊しますので、要注意です。
後継者に引き継ぐ
後継者に引き継ぐのも、ひとつの選択肢です。ただ、慎重に見きわめないと、現場が混乱し、新規事業が行き詰まってしまいます。後継者に引き継ぐのが有効なのは、以下の場合です。
- 適任な人材が育った 又は、見つかった時
- 責任者の限界が見えてきた時
- 責任者の情熱やモチベーションがうすれてきた時
また、①目的や目標を共有しながら引き継ぐ ②段階的に引き継ぐ ③社内や社外の関係者に丁寧に説明する ④引き継いだ後は口出ししない などは、必ず守ってください。
引き継ぎは、次の成長ステージに進むため という前向きな選択肢です。悲観的にとらえる必要はありません。
撤退を検討する
撤退を検討するのも、選択肢のひとつです。戦略的に撤退することが、企業全体にとって最良の場合もあります。責任者のやめたいという気持ちが、最終的に、無駄な出費を減らし、状況を好転させ、会社を守る場合もあります。以下のような状況では、撤退を検討する必要があります。
- ビジネスモデルが構築できない(仮説が否定された)
- 経営資源(ヒト、モノ、資金、情報、技術 など)が足りない
- 規制や法律の変化に対応できない
- 社内の理解や外部の協力体制が得られなくなった
また、撤退を検討する時には、①設定した撤退基準に基づいて判断する ②客観的な数値を重視する ③影響を最小限におさえる工夫をする などに配慮してください。
4 新規事業を やめる=失敗 ではない
新規事業が成功する確率は、千三つ(1000個の新規事業のうち成功するのは3つくらい)と言われるほど、低いものです。つまり、ほとんどの新規事業は、事業化に至らず失敗してしまうのです。新規事業を やめる=失敗 と単純には言い切れません。なぜなら、新規事業をやめるべきなのに、ズルズルと続けてしまうと、①大きな損失が出る ②経営リソースを無駄にする などの悪影響が出るからです。むしろ、早めにやめて、余力を残しておく方が、次の挑戦につながる場合も多いのです。
また、新規事業とは、仮説を検証する という側面があります。最初の仮説が間違っていたら、軌道修正したり、やめる(撤退する)のは、健全な経営判断と言えます。
以下のような見方をすれば、やめる=失敗 ではないと、肯定的にとらえることができるはずです。やめることを、否定的にとらえる必要は、全くありません。
- やめることは、逃げではなく進化だ
- 新規事業への挑戦で得られたノウハウや経験は、次の挑戦で必ず活きる
- スタートアップ企業では当たり前のように、挑戦 → 撤退 → 再挑戦 がくり返されている
5 まとめ
今回の記事では、新規事業をやめたいと思った時の対処法について解説しました。担当者がやめたいと思った時の対処法は、①やめたいと思う原因や理由を整理する ②信頼できる人に相談する ③具体的な改善方法を考える の3つです。責任者がやめたいと思った時の選択肢は、①改善しながら業務を続ける ②後継者に引き継ぐ ③撤退を検討する の3つが考えられます。新規事業に携わっている人が、やめたいと思うのは、ごく自然のことです。その気持ちに真摯に向き合うことが最も重要です。たとえ新規事業をやめることになっても、失敗ととらえる必要はありません。次の挑戦につながると、肯定的にとらえてください。
やめたいと思った時の対処法と選択肢
担当者がやめたいと思った時
- やめたいと思う原因や理由を整理する
- 信頼できる人に相談する
- 具体的な改善方法を考える
責任者がやめたいと思った時
- 改善しながら業務を続ける
- 後継者に引き継ぐ
- 撤退を検討する
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