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ジレットモデル(消耗品モデル)とは? ビジネスモデルを解説!


 「ジレットモデル」を採用して新規事業を始めたいと思っても、 【ジレットモデル】 の仕組みや特徴を、よく知らないままビジネスモデルを構築するのは、ちょっと無理ですよね?

 新規事業を検討しているあなたも、ジレットモデルの仕組みと特徴を知っているだけで、新規事業の成功率が上がります。特に、消耗品や課金で継続的に利益を得たい場合には、最適なモデルです。

 以前の私は、ジレットモデルの名前だけは知っていましたが、仕組みや特徴など本質的な部分を、理解していませんでした。そのため、継続的に課金して利益を得ようと新規事業を考えても、なかなか軌道にのりませんでした。ジレットモデルの仕組みや特徴を、しっかりと理解した今では、ジレットモデルを取り入れたビジネスを、構築できるようになりました。

 このページでは、①ジレットモデルの仕組み・特徴 と、②ジレットモデルが適している商品・サービス について解説していきます。

 この記事を読み終える頃には、ジレットモデルの仕組みや特徴がわかり、ジレットモデルを採用し、継続的に利益が得られる新規事業を、簡単に考えられるようになります。

1 ジレットモデルとは何か?

仕組み

 ジレットモデルは、本体を安くで提供し、継続的に消耗品・コンテンツを販売して利益を得るビジネスモデル です。消耗品モデル と呼ばれることもあります。顧客を獲得し、その顧客を囲い込むことにより、長期的な利益を得る 仕組みです。カミソリメーカー「ジレット」が、カミソリ本体を安く提供し、替え刃で収益を上げたことから、ジレットモデルと呼ばれています。

特徴

 ジレットモデルの特徴は、以下の通りです。

特徴説明
本体は低価格で提供顧客が気軽に購入できるように、最初のハードルを低くする。
消耗品で継続的に利益を確保消耗品を定期的に購入してもらえるため、安定した収益源になる。
顧客との長期的な関係構築が前提顧客を囲い込み、競合に乗り換えにくくする。
消耗品の価格は高めに設定本体は安くても、消耗品で収益を確保する。

 ジレットモデルは、①顧客との長期的な関係を作り ②継続的な収益を狙える ことが、非常に特徴的なビジネスモデルです。

2 ジレットモデルが適している商品・サービス

 ジレットモデルは、最初に本体を安く購入してもらい、その後の継続利用で利益を得る仕組み です。ジレットモデルは、大きく ①モノ系 ②デジタル系 の2つに分けられます。

 モノ系は、本体を安く購入してもらった後、消耗品を継続して購入してもらうことにより、利益を得る仕組みです。デジタル系は、本体がプラットフォームの入り口となり、継続課金やコンテンツ購入で利益を得る仕組みです。

 モノ系は、物流やコストをどうするか? が成功のカギを握っています。デジタル系は、コンテンツやサービス設計 が勝負になります。

 以下に、ジレットモデルが適している商品・サービスを、①モノ系 ②デジタル系 に分けて、列挙します。

モノ系

商品・サービス特徴
カミソリ本体を安くで提供し、消耗品である替え刃を販売し利益を上げる
インクジェットプリンタープリンター本体を安くで提供し、インクカートリッジを定期的に購入してもらう
ウォーターサーバー本体を無料または低価格で提供し、水ボトルを定期的に買ってもらう
コーヒーメーカー本体を安くで提供し、コーヒー豆やカプセルを継続的に購入してもらう
3Dプリンター本体を安くで販売し、樹脂材料で継続的な収益を得る

デジタル系

商品・サービス特徴
ゲーム機本体を低価格で提供し、ゲームソフトやオンラインサービスで利益を確保する
スマホアプリアプリ内課金や追加機能で、継続的に利益を得る
電子書籍端末を低価格で販売し、電子書籍で利益を得る
音楽配信サービス音楽プレーヤーを安くで提供し、楽曲ダウンロードで収益を確保する
セキュリティソフト無料版を配布し、追加機能やサポートを有料で提供する

 モノ系は、製造設備や物流リソースを保有している企業に有利です。デジタル系は、サービス開発やプラットフォーム運営が得意な企業に向いています。

3 ジレットモデルを活用するメリット・デメリット

 ジレットモデルは、本体を普及 → 長期間の囲い込み → 継続収益 という流れを作れるため、安定した収益基盤を作りたい場合には、とても参考になる仕組みです。ただ、安定収益を作れる反面、顧客の不満や競合リスクに弱い という側面も、持ち合わせています。

 ジレットモデルは、強力な収益モデルですが、当然メリットとデメリットがあります。以下に、ジレットモデルのメリットとデメリットを簡単にまとめました。ぜひ、参考にしてください。

メリット

  • 継続的な収益が見込める
  • 顧客を囲い込みやすい
  • 本体を安く提供することで普及しやすい
  • 顧客と長期的な関係を築ける
  • 利益率の高い消耗品・コンテンツで稼げる
  • 顧客データを蓄積できる

デメリット

  • 消耗品・コンテンツが高いと顧客が不満をもつ
  • 互換品・代替品が出やすい
  • 本体が普及しないと、ビジネスが成り立たない
  • 顧客が継続する習慣を作るのが難しい
  • 初期費用やマーケティング費用が必要
  • 顧客離れが進むと、ビジネスモデルが崩壊する

4 ジレットモデルの落とし穴

 ジレットモデルは、顧客を囲い込み安定した収益を得られるビジネスモデルですが、同時に大きな落とし穴もあります。代表的な落とし穴を4つピックアップし、以下にわかりやすく解説します。

  • 消耗品が高すぎて顧客が離れる
  • 互換品・代替品が出ると、収益モデルが崩れる
  • コンテンツやサービスに魅力がないと、継続利用されない
  • 顧客が無料サービスに慣れてしまう

消耗品が高すぎて顧客が離れる

 ジレットモデルは、消耗品を売って利益を出す仕組みですが、消耗品の価格設定を間違えると、顧客離れを引き起こすのが、大きな落とし穴です。

 消耗品が高すぎて顧客が離れる理由は、主に3つあります。1つ目は、コスト負担に対する不満 です。本体を安く買えたとしても、必要な消耗品が高いと、トータルでは割高だ!と顧客が感じてしまいます。例えば、プリンターを安く買えても、インク代が高すぎると、他の商品に乗り換えようか?と考え始めます。2つ目は、代替品を探す行動 です。消耗品が高いと、顧客は互換品や中古品などの純正品以外の選択肢を探し始めます。このような顧客が増えると、企業は継続的な収益を得られなくなります。3つ目は、競合品への乗り換え です。競合他社が、より安い消耗品やお得なサービスを提供していると、顧客はすぐに競合品へ移ってしまいます。

 つまり、ジレットモデルでは、消耗品の価格をいくらに設定するか? が非常に重要なポイントになっています。

互換品・代替品が出ると、収益モデルが崩れる

 ジレットモデルでは、本体を安く提供し、消耗品やコンテンツで利益を出す仕組みになっています。つまり、純正の消耗品を買ってもらえないと、利益が出ない構造です。

 しかしながら、純正消耗品よりも安い互換品・代替品が市場に出ると、多くの顧客がそれらに流れます。特に、品質が純正とそれほど変わらなければ、価格の安さが決め手になりがちです。互換品・代替品が普及すると、企業が期待していた継続的な消耗品による収益が減ります。その結果、本体を安くした分のコストが回収できなくなり、ビジネスモデル全体が崩壊してしまいます。

 この落とし穴を防ぐ方法として、①純正品でなければ動かないような仕組みにする ②消耗品を定額で届けるサブスクを取り入れる ③純正品に互換品・代替品にない価値を加える ④顧客との関係性を強化する などの対策が考えられます。

コンテンツやサービスに魅力がないと、継続利用されない

 コンテンツやサービスに魅力がないと、継続利用されないのは、デジタル系サービスの落とし穴です。

 本体がどんなに優れていても、コンテンツやサービスに魅力がないと、続ける価値がないと感じ利用しなくなります。例えば、ゲーム機を買っても面白いソフトがないと遊びませんし、動画配信サービスを契約しても見たい作品がなければ解約されます。

 また、デジタル系は、乗り換えコストが低いため、他社サービスへ簡単に移動してしまいます。さらに、継続利用されないサービスは、ネガティブな口コミが広がりやすく、新規顧客の獲得もむずかしくなります。

顧客が無料サービスに慣れてしまう

 顧客が無料サービスに慣れてしまう のも、デジタル系サービスの落とし穴の一つです。

 その理由として、①顧客がお金を払わなくても十分便利だと感じてしまう ②無料が当たり前になり支払う価値を感じなくなる などがあります。その結果、収益モデルが成立しなくなります。

 わかりやすい例として、音楽ストリーミングサービスがあります。広告付きの無料プランでも、顧客が十分と感じると、有料プランにアップグレードすることはありません。スマホのアプリゲームでも、無料で十分に遊べると、課金してまでアイテムを買おうとしません。

 つまり、ジレットモデルのデジタル系サービスでは、無料は入口として有効ですが、無料に慣れた顧客をどうやって有料に移行させるか? が、重要な課題です。この課題を解決しないと、収益が成り立たなくなってしまいます。

5 まとめ

 今回の記事では、ジレットモデルの仕組み・特徴と、ジレットモデルが適している商品・サービスについて、解説しました。ジレットモデルは、本体を安く提供し、消耗品やコンテンツで利益を得るビジネスモデルです。①継続的な収益が見込める ②顧客を囲い込みやすい などのメリットがありますが、①消耗品・コンテンツが高いと顧客が不満をもつ ②互換品・代替品が出やすい などのデメリットもあります。ジレットモデルを成功させるためには、モノ系は物流やコストをどうするか? が成功のカギを握り、デジタル系はコンテンツやサービス設計 が重要になります。

ジレットモデルとは?

ジレットモデルは、本体を安くで提供し、継続的に消耗品・コンテンツを販売して利益を得るビジネスモデル です

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