【新規事業ラボ】新規事業の立ち上げ情報誌

新規事業の立ち上げ時のポイント、ビジネスモデル、事業計画書、スケジュール、タスク、プレゼン資料 などをわかりやすくまとめた情報サイト


新規事業のやりがいとは? 新しい価値創造への挑戦!


 新規事業に挑戦していると、【新規事業のやりがい】 って何だろう? と考える時がありますよね? 実は、新規事業に取り組んでいても、やりがいを自覚していない人がほとんどです。

 新規事業に取り組んでいるあなたも、新規事業で感じるやりがいと得られるスキルを知っているだけで、たくさんの新規事業に挑戦したい! という気持ちになります。

 以前の私は、新規事業のやりがいについて、何も感じなかったので、新規事業に挑戦できる価値や恵まれた環境について、感謝することなく、淡々と業務をこなしていました。その結果、困難に直面した時、失敗を恐れ、すぐにあきらめていました。新規事業のやりがいを理解した今では、新規事業に前向きに取り組み、チームメンバーと協力しながら、成果を出せるようになりました。

 このページでは、①新規事業で感じるやりがい と、②新規事業で得られるスキル について解説していきます。

 この記事を読み終える頃には、新規事業で感じるやりがいと得られるスキルがわかり、新規事業に何回も挑戦したくなること間違いなしです。

1 新規事業で感じる5つのやりがい

 新規事業では、社内で誰も挑戦したことがない未知の分野や困難な業務に取り組むため、常に強いストレスや大きなプレッシャーにさらされています。そのような状況の中で得られる 充足感や達成感のこと を、やりがいと呼びます。新規事業の立ち上げに取り組んだ人が、結果に関わらず、もう一度やってみたい! と感じるのは、既存事業では味わえないたくさんのやりがいを感じるからです。

 新規事業に挑戦し感じるやりがいとは、主に5つあります。5つのやりがいを、以下で解説します。

  1. 新しい価値創造への挑戦
  2. 意思決定に関与できる充実感
  3. 成長の実感
  4. チームメンバーとの一体感
  5. 会社の未来を創っているという誇り

新しい価値創造への挑戦

 新しい価値創造への挑戦は、新規事業で感じる最も大きなやりがいの1つです。新しい価値創造への挑戦とは、これまでになかった商品・サービスを新しく生み出そうとチャレンジすること です。既存事業では、安定した業務運営や業務の効率化 などが重視されますが、新規事業では、新しい価値の創造が求められます。

 新しい価値創造へ挑戦することを、やりがいと感じる理由は、①ゼロから何かを生み出す達成感があり ②社会を変えている実感を感じ ③自分の努力が報われたと感じる からです。

意思決定に関与できる充実感

 意思決定に関与できる充実感とは、自分の意見や判断で、事業の方向性を決められることへの満足感 のことです。新規事業では、仕組みやルールが固まっていないため、1人1人の考えや提案が、そのまま採用されるケースが多く見られます。

 既存事業では、仕組みやルールがすでに決まっており、それらに従って業務を吸進めることがほとんどです。そこに、1人1人の考え方や提案が受け入れられる余地は、非常に限られています。ほとんどの場合は、上司やチームリーダーなどが決定し、それに従うだけです。そのため、既存事業では、やりがいを感じることは、ほぼありません。それに対し、新規事業では、①自分の提案が採用されて成果につながった ②自分の意見で会社が動いた という経験が得られるため、大きな達成感を得ることができます。

 また、意思決定に関わるということは、責任も伴います。責任をもって判断し、結果を出した時の手ごたえは、とても気持ちの良いものです。自分がこの事業を動かしているんだ!という自覚が、仕事のモチベーションを高めてくれます。

成長の実感

 成長の実感とは、新しいことに挑戦しながら、自分の知識やスキルが確実にレベルアップしていると感じること です。新規事業では、前例がない、正解がない状況で業務を進めるため、自分で考え、判断し、行動する力が磨かれます。その過程で、自分自身の成長や変化を、はっきりと感じます。

 新規事業では、マーケティング、企画、営業、プロジェクト管理、ファイナンス など、幅広い知識が必要になります。業務に真剣に取り組むうちに、自然と新しい知識やスキルが身につきます。昨日より、知っていること・できることが増えた!と実感できることが、やりがいにつながります。

 また、新規事業では、誰かが正解を教えてくれるわけではありません。自分で考えて判断し、結果を出すことで、自分で成果を生み出せた!という自信が得られます。この経験を積み重ねることで、自分の成長を強く感じるようになります。

チームメンバーとの一体感

 チームメンバーとの一体感は、新規事業へ挑戦した人が感じるやりがいの1つです。チームメンバーとの一体感とは、同じ目標に向かって一緒に挑戦する仲間との強い絆や信頼関係を感じること です。新規事業とは、社内で誰もとり組んだことがなく、成功が保証されていない未知の分野や困難な業務への挑戦です。だからこそ、困難を共に乗りこえる中で、チームメンバーとの一体感が生まれます。

 チームメンバーとの一体感が、なぜやりがいにつながるのか? その理由は、主に以下の3つです。

  • 同じ目標の共有で結束が生まれるから
  • 苦労や達成感を分かち合えるから
  • お互いの信頼関係が深まるから

 新規事業は、孤独な挑戦のように見えますが、実際は、仲間との協力と信頼によって支えられている挑戦 です。未知の分野や困難な業務への挑戦をとおして、チームメンバーと気持ちをひとつにして、成果を出した時、このメンバーでやって良かった! という一体感を感じることが、何物にも代えがたいやりがいになります。

会社の未来を創っているという誇り

 会社の未来を創っているという誇りとは、自分の取り組みが、会社の次の成長を支える礎になっているという自覚や自信のこと です。新規事業は、将来の会社を支える新しい事業を創り出す活動です。すぐに成果が出なくても、自分たちの挑戦が会社の未来を切り開いている と、感じられることが、強いやりがいにつながります。

 会社の未来を創っているという誇りは、①会社の成長に貢献している ②変化や成長を生み出す役割を担っている ③次世代に引き継がれる成果に取り組んでいる と実感することによって、生み出されています。

2 新規事業への挑戦で得られる4つのスキル

 新規事業へ挑戦すると、既存事業では得られない実践的で汎用性の高い知識やスキルが身につきます。その大きな理由は、新規事業では、新しい事業を創造し、予想外の問題へ柔軟に対応し、解決していかなければならないからです。具体的には、マーケティング戦略を立案し、顧客開拓・営業体制の構築を進め、協力会社・パートナーを開拓しながら、業務を進めていきます。業務や担当が明らかで、安定した業務運営や効率化が求められる既存事業とは、全く異なる業務の進め方が求められます。

 以下に、新規事業への挑戦で得られる4つのスキルを解説します。新規事業では、これらのスキルを身につけられるために、積極的に挑戦する価値があります。

  • 経営的思考力
  • 問題解決力
  • マーケティング力
  • リーダーシップ

経営的思考力

 経営的思考力とは、会社全体を見渡しながら物事を考え、限られた経営リソース(ヒト、モノ、資金、情報 など)の中で、最も効果的な判断を行う力のこと です。つまり、自分の担当業務をこなすだけではなく

  • どのようなビジネスモデルを構築するか?
  • マーケティング戦略をどうするか?
  • 経営リソースをどう配分するか?
  • ファイナンス(事業の資金調達・管理・最適化)をどうするか?

などについて、経営者の視点で、事業を考える力です。

 経営的思考力が身につく理由は、①すべて自分たちで決める必要があるから ②限られた経営リソースで成果を出さなければならないから ③現場と経営的数字の両方を見る必要があるから です。経営的思考力は、新規事業に関する業務に全力で取り組んでいる中で、自然と身についていきます。

問題解決力

 問題解決力とは、発生した課題やトラブルの原因を見きわめ、最適な解決策を見つけて実行する力のこと です。なぜ新規事業に挑戦することで、問題解決力が身につくのか?と言えば、①いつも想定外のことが起こり ②多くの要素を考えながら ③自分たちで考えて解決するしかない からです。 

 問題解決力は、起きた問題の原因を自ら見つけ出し、自分で乗りこえる力です。新規事業に挑戦し、試行錯誤をくり返す中で、この力が鍛えられます。

マーケティング力

 新規事業で身につくマーケティング力とは、新しい商品・サービスを顧客に知ってもらい、購入してもらう方策を考え、実行できる力のこと です。広告や販売の知識だけではなく、新規事業を成功に導くための総合的な能力を意味しています。

 新規事業は、既存顧客や仕組みが全くない状態から始まります。そのため、次のようなことを考えながら、具体的な活動をくり返し行い、売れる仕組みをつくり上げる必要があります。

  • 外部環境(顧客、業界、競合、商圏 など)はどうなっているか?
  • 内部環境(社内リソース、組織文化、物流体制 など)はどうか?
  • 標的市場と自社のポジショニングはどうするか?
  • 販売戦略をどうするか?
  • テストマーケティングをどう進めるか?

 新規事業では、ゼロから市場を開拓するため、マーケティング力が自然と鍛えられます。マーケティング力は、どんな事業や職種にも活かせる汎用的なスキルです。

リーダーシップ

 新規事業へ挑戦することで得られるリーダーシップとは、先頭に立ってチームをまとめ、周りの人を巻き込みながら、目標に向かって前進させる力のこと です。リーダーシップに、役職の有無は関係ありません。チームを良い方向へ導く行動すべてが、リーダーシップになります。

 新規事業では、正解がわからない課題や問題に対して、責任をもって業務をどんどん進めていく必要があります。具体的には、次のような行動でチームを巻き込みながら、成果を生み出していきます。

  • 目標を自分の言葉で語る
  • 役割を明らかにしチーム全体を動かす
  • 限られた情報の中で判断する
  • メンバーと一緒に困難を乗りこえる
  • 問題を解決しながら信頼関係を構築する

 新規事業のように不確実で正解がわからない環境で挑戦するほど、自分で考えて行動しますので、チームを前に進めるリーダーシップが自然と身についていきます。

3 やりがいを感じない原因

 新規事業は、挑戦的で魅力のある仕事ですが、やりがいを感じられない・・・ と、悩む人も少なくありません。やりがいを感じないのは、本人の資質や姿勢だけではなく、組織や環境の影響も大きく関係 しています。また、最初はやりがいを感じながら、積極的に業務に取り組んでいたものの、途中からやりがいを感じなくなる場合もあります。やりがいとは、心の中で感じるものですので、ちょっとした環境の変化や相手の対応で、すぐに失われてしまうものです。やりがいを感じないからといって悲観的にならずに、その原因をしっかりと見つめることが重要です。

 ここでは、やりがいを感じない主な原因5つをとりあげ、説明します。

  • すぐに成果が見えない
  • 組織からの理解や支援が得られない
  • 目的や方向性が不明確
  • 権限や裁量が小さい
  • 成果が正当に評価されない

すぐに成果が見えない

 新規事業で、すぐに成果が見えないのは、実は当たり前のことです。なぜなら、新規事業とは、何もない状態からビジネスモデルや体制を創りあげる必要があるからです。そのため、成果が見えてくるまでに、どうしても時間がかかります。すぐに成果が見えないのは、①顧客や市場が確立していない ②試行錯誤をくり返している ③評価基準があいまい などが、主な原因です。

 成果がすぐに見えないと、自分がやっていることは正しいのか? 意味があるのか? などと考え、不安になり、やりがいを感じなくなったり、モチベーションが低下したりします。

 すぐに成果が見えない時は、①テストマーケティングが成功した ②顧客から喜んでもらえた ③仮説が検証できた ④新しい知識が得られた など、小さな進歩や実績に着目することが、最も重要です。小さな積み重ねが、やがて大きな成果につながっていきます。

組織からの理解や支援が得られない

 組織からの理解や支援が得られないのは、新規事業の担当者がよく直面する現実的な問題です。新規事業に挑戦する人と、それを見守る人との間には、ズレや誤解が生じていることが、よくあります。組織からの理解や支援が得られないのは、①新規事業をどう評価すれば良いかわからない ②社内に前例がない ③経営者や上司の関与が少ない などが、大きな原因です。

 組織からの理解や支援が得られないと、次のような状況におちいります。

  • 他部署からの協力が得られず業務が進まない
  • 必要な予算や人員が確保できない
  • 成果を出しても評価されない
  • 周囲から孤立したように感じる

 その結果、やりがいをなくしてしまうのです。これらを避けるためには、①目的や意義を組織内で説明する ②他部署を巻き込みながら業務を進める ③現状や今後の方向性を組織内で共有する などの工夫が必要です。

目的や方向性が不明確

 新規事業に限った話ではありませんが、目的や方向性が明確でないと、何のために業務を行っているのか? どこに向かっているのか? わからなくなります。その結果、達成感や充実感を得られなくなり、やりがいを感じなくなるのです。

 新規事業を立ち上げ、成功させるためには、なぜこの事業を立ち上げるのか? を明確にし、新しいチームメンバーが、同じ方向を向いて業務を進めていく必要があります。しかしながら、ほとんどの新規事業は、ビジネスモデルが構築される前から始まり、経営者や担当者が、目的や目標をしっかりと考えていません。そのため、チームメンバーの認識がバラバラになり、進む方向さえわからなくなってしまうのです。

権限や裁量が小さい

 権限や裁量が小さいと感じるのは、大企業やオーナー企業で新規事業を立ち上げる時に、担当者が感じる大きな壁です。新規事業の魅力は、自分たちで考えて、自分たちで決めて、自分たちで推進していくこと にあります。しかしながら、権限や裁量が小さいと、その醍醐味を感じることができず、自分で考えて行動しても意味がない と、感じやすくなります。

 新規事業は、失敗の可能性がきわめて高く、失敗した場合、会社は大きな影響を受けます。そのため、経営者はどうしても慎重に新規事業を進めたいと考え、担当者に権限や裁量をわたさないケースが多くみられます。例えば、以下のようなケースです。

  • 意思決定をするたびに、経営者や上司の承認が必要
  • 予算や人員確保の裁量がない
  • 定期的に会議で状況を説明し、同意を得られないと次へ進めない
  • 他部署の責任者が協力を拒む

 つまり、自分たちの意思で新規事業を進められないことが、やりがいを奪ってしまうのです。

成果が正当に評価されない

 成果が正当に評価されないのも、新規事業の担当者が強く感じる不満の1つです。新規事業は、既存事業と進め方や考え方が全く異なりますし、成果が出るまでに、2~4年くらいかかります。そのため、既存事業のルールを適用するのではなく、新規事業に合わせた評価基準をつくり 、それを適用する必要があります。特に、以下のポイントが非常に重要です。

  • 評価基準はどうするか?
  • どのような方法で評価するか?
  • 誰が評価するか?

 誰もが努力を認めてもらい、きちんと評価されたいと思っていますが、自分やチームの努力が正当に評価されないと、頑張っても報われない と、感じてしまいます。評価制度や周囲の理解が追いつかないと、新規事業に関わるメンバーの努力が見過ごされ、やりがいを失いやすくなります。

4 新規事業に取り組む時の心構え5選

 新規事業における心構えとは、未知の分野や困難に直面しても、それらを乗りこえるための心の準備や覚悟のこと です。新規事業に挑戦する場合、知識やスキル以上に、心構えが非常に重要です。どれだけ優秀な人材を集め、優れた戦略を立案し、十分な資金があっても、困難に直面した時に気持ちが折れてしまえば、新規事業を進めることができなくなります。

 新規事業では、社内で誰も挑戦したことがない未知の分野や困難な業務に取り組むため、うまくいかないことだらけです。そのため、心構えがないと次のような状況におちいりやすくなります。

  • 失敗を恐れて挑戦できなくなる
  • 批判・否定され落ち込む
  • 成果が出る前にあきらめてしまう

 心構えをもち、あきらめずにねばり強く業務に取り組むことが、成功への第一歩になります。新規事業に挑戦する人が、必ずもっておくべき心構えは、以下の通りです。

  • 失敗を恐れず、学び続ける
  • 正解がないことを楽しむ
  • 顧客視点を忘れない
  • 最後までやり抜く
  • チームで学び、成長する

5 まとめ

 今回の記事では、新規事業のやりがいについて、解説しました。新規事業では、社内で誰も挑戦したことがない未知の分野や困難な業務に取り組みますが、その過程でやりがい(充足感や達成感)を感じることができます。また、新規事業に挑戦していると、経営的思考力や問題解決力などの知識やスキルが身につきます。正解がないことを楽しみながら、失敗を恐れず学び続ければ、新規事業は成功へ近づいていきます。

新規事業のやりがい5選

  1. 新しい価値創造への挑戦
  2. 意思決定に関与できる充実感
  3. 成長の実感
  4. チームメンバーとの一体感
  5. 会社の未来を創っているという誇り

関連記事

Title Text

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua.

Title Text

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua.

Title Text

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua.

Title Text

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua.



PAGE TOP