【新規事業ラボ】新規事業の立ち上げ情報誌

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新規事業の立ち上げに必要なアイデアの出し方6選


 新規事業を立ち上げることになっても、【アイデア】が出ないと、何も始まらないですよね?

 新規事業のアイデアを出すことになったあなたも、アイデアを出す6つの方法(発想法)を知っているだけで、たくさんのアイデアが出せるようになります。

 以前の私は、新規事業の立ち上げに必要なアイデアの出し方を知らなかったので、アイデアがなかなか出でこなかったり、アイデア出して苦労していました。その結果、新規事業が立ち上がらなかったり、アイデア出しの打ち合わせを何回もくり返したりしていました。新規事業のアイデア出しを何回も経験し、アイデアを出す方法 を理解してからは、アイデア出しで苦労することが少なくなりました。

 ということでこのページでは、①新規事業のアイデアが出ない原因 と、②アイデアの出し方(発想法) について解説していきます。

 この記事を読み終える頃には、新規事業の立ち上げに必要なアイデアの出し方を理解し、次々にアイデアが出てくるようになります。

1 アイデアが出ない原因

 新規事業を立ち上げることなって、最初に直面する課題として、アイデアが出ない アイデアが思い浮かばない ということはよくあります。新規事業の立ち上げは、色々なビジネスアイデアを考えて、その中から条件に合うアイデアを絞り込んでいくことから始まります。アイデアが出ないと、何も始まらずに、困った・・・・、どうしよう???? ということになります。

 なぜアイデアが出ないのか? 以下の原因が考えられます。

  • 日常業務に追われ新規事業について考える時間が少ない
  • ターゲット顧客のニーズや課題を知らない
  • 新しい情報や新しい視点を持っていない
  • アイデアを出しにくい環境になっている(アイデアを出すと他人から批判や指摘される など)
  • そもそも問題意識をもっていない

 まずは、現在の状況をきちんと把握し、アイデアが出ない原因 を冷静に分析してみてください。新規事業として何をやるのか? アイデアが出ないと、何も進みません。本来、アイデアを色々と考え、自分たちの将来を自分たちで思いえがくことは楽しいはずです。

2 アイデアの出し方6選

 新規事業の立ち上げに必要なアイデアの出し方(発想法)は、主に以下の6つです。

  1. ブレインストーミング法
  2. ブレインライティング法
  3. オズボーンのチェックリスト
  4. マインドマップ
  5. マトリクス法
  6. NM法

ブレインストーミング法

 ブレインストーミング法は、新しいアイデアや視点を生み出すための基本的な方法 ですので、新規事業のアイデア出しによく使われています。自由な発想でアイデアを出し合い、数を重視して幅広い視点から意見を集めます。質を重視するのではなく、とにかく多くのアイデアを出してもらうことが、ポイントです。

 ブレインストーミング法のメリットは、主に3つあります。

  • 多様な視点が得られる
  • 思考の枠が広がる
  • チームの一体感が高まる

 アイデア出しが終わった後に、それぞれのアイデアを評価・検討し、最も実行可能で効果が見込めるアイデアを選んでください。具体的な行動計画まで、落とし込んでいくことが重要です。

ブレインライティング法

 ブレインライティング法は、ブレインストーミング法の一種で、複数人が協力しながらアイデアを生み出す手法です。ブレインストーミング法と異なり、発言する代わりに紙やデジタルツールにアイデアを書き出します。上司や発言力が強いメンバーが参加する場合や、各個人の自由なアイデアを重視したい場合に、特に有効です。

 進め方は、ブレインストーミング法とほぼ同じです。以下の手順で進めます。

  1. テーマの設定
  2. アイデアを個別に書き出す
  3. アイデアを交換し発展させる
  4. アイデアを共有し評価する

 ブレインライティングは、発言せずにアイデアを個別に書くため、他人の意見に左右されにくく、アイデアが自然と多様化します。また、すべてのアイデアが文字として残るため、後から見返しやすく、アイデアをじっくり検討するのに、役立ちます。

オズボーンのチェックリスト

 オズボーンのチェックリストは、多様な視点を意識しながら、アイデアを広げていく方法ですので、新規事業のアイデア出しで役に立ちます。具体的には、9つの項目に分けて、新しいアイデアや発想を考えていきます。9つの項目は、以下の通りです。

項目概要
転用他に使い道はないか? 新しい使い方や別のターゲットは?
応用応用できないか? 別の分野や業界からアイデアをかりてこれないか?
変更変更できないか? 小型化できないか? 機能をシンプルにできないか?
拡大大きくしてみたらどうか? サービスを全国展開できないか?
縮小小さくしてみたらどうか? スリム化できないか?
代用代用できないか? 材料を変更できないか?
置換入れ替えてみたらどうか? 部品や順番を入れ替えることはできないか?
逆転逆にしてみたらどうか? 高価格の商品・サービスを低価格にできないか?
結合何かと結びつけられないか? 用途、原材料、サービスを結合できないか?

 シンプルな質問に答えながら、アイデアの幅を広げられるのが特徴です。

マインドマップ

 マインドマップは、新規事業のアイデアを 視覚的に整理し、関連性や新しい視点を発見する ために、便利な方法です。思考の流れを紙やデジタルツール上に広げながら、連想や発展をうながし、アイデアの幅を広げていきます。マインドマップを使ったアイデア出しの手順やポイントは、以下の通りです。

中心テーマを決める
主題を中央に記入する。アイデアを展開する起点になるため、しっかり考えて決める
枝(ブランチ)を広げる
主題から放射状に関連する枝を書き出す。枝の数は5~7本くらい
アイデアを追加する
思いついたアイデアを自由に追加する
整理する
色を使って関連するブランチやアイデアをグループ化したり、強調したい要素に印をつける

 マインドマップを使ってアイデアを視覚的に広げると、関連性を見ながら全体が把握できます。その結果、新たな視点や気づきが得られます。

マトリクス法

 マトリクス法は、異なる視点を掛け合わせて、新たなアイデアを発想する ための効果的な手法です。新規事業のアイデア出しに適しており、異なる要素を組み合わせることで、従来の考え方にとらわれないアイデアが生まれやすくなります。以下に、マトリクス法を使ったアイデア出しのポイントを説明します。

ポイント説明
①多様な組み合わせを試すこと組み合わせの要素を入れ替えたり、新しい観点を追加するとユニークなアイデアが生まれます
②他業界からヒントを得ること他業界で成功しているビジネスモデルや視点をヒントすると、アイデアが出てきます

NM法

 NM法とは、アナロジー(類推)を活用して発想を広げながら、アイデアを出していく方法 です。アナロジーとは、あるものと別のものの似ている点に注目して、色々と連想していくことです。NM法を活用すると、すでにあるアイデアを新たな発想と結びつけていくことで、新鮮なアイデアが得られるようになります。NM法では、次の手順でアイデアを出していきます。

  1. テーマを設定する
  2. テーマに関連するキーワードを選ぶ
  3. キーワードから連想を広げていく
  4. 得られたアイデアを具体化する
  5. アイデアを集め・絞り込む
  6. 現実的なアイデアに発展させる

 手順がわかりやすいので、強制的にアイデア出しする時に、使ってみてください。

 アイデアを出す時に、6つの方法をすべて使う必要はありません。自分たちが使いやすい1つか2つの方法で、アイデアを出すところから、取り組んでみてください。何回もくり返すうちに、色々なアイデアが出てくるようになります。アイデアを出やすくするためには、新規事業のテーマを、ある程度しぼりこんだ方が良いです。

3 使いやすいアイデアの出し方を2つに絞り込むとすれば

使いやすいアイデアの出し方2選

  • ブレインストーミング法
  • マトリクス法

ブレインストーミング法

 ブレインストーミング法は、複数人でアイデアを出し合い、創造的な発想を促しながら、新しいアイデアを出し合うため、新規事業のアイデアを考える時には、とても役に立ちます。多くの方が、経験している可能性が高いので、非常に進めやすいと思います。ブレインストーミング法は、以下の手順で進めます。

準備
①テーマや目的を設定し、参加者に共有する
②異なるスキルや経験をもつメンバーを選ぶ
ルールの確認
アイデアを出しやすくするために、以下のルールを共有する
①他人のアイデアを否定せず、どんな意見も尊重する
②質よりも量を重視し、多くのアイデアを出す
③他人のアイデアの組み合わせ、改良をすすめる
④常識にとらわれず、ユニークで自由なアイデアを歓迎する
アイデア出し
進行役がアイデアを引き出し、偏りがでないようにサポートする
集中力を維持するために、15~20分の制限時間を設定する
アイデアをホワイトボードや付せんに書き出す
アイデアの整理
似たようなアイデアをグループ化し、関連づける
アイデアを、重要度や実現のしやすさでランクづけする
アイデアの評価と決定
実現の可能性、コスト、必要なリソースなどを考え、アイデアをしぼりこむ
アイデアを改善し、詳細なプロセスやアクションプランに落としこむ

ブレインストーミング法のポイント

 ブレインストーミング法を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。以下のポイントには、十分に気をつけてください。

  • チームの人数は 5~8人 にする
  • リラックスできる環境 で行う
  • スキルや経験の異なるメンバーでチームを作る
  • 進行役は意見が出やすい雰囲気を作り、会話や議論を導く
  • テーマはなるべく具体的なものにする
  • ホワイトボードや付せんなどを使い、アイデアを見える化する

 新しいアイデア出しは、グループで行った方が、ユニークで多様なアイデアが集まるとの研究結果があります。色々と工夫しながら、ブレインストーミング法を試してみてください。

マトリクス法

 マトリクス法は、多くの組み合わせを試せるため、新規事業のアイデア出しに非常に有効な発想法です。タテ軸とヨコ軸に、2つの変数を設定して、その組み合わせを用いて、新しいアイデアや発想を導きだします。

 例えば、次のような変数の軸が考えられます。

テーマ:新しいキャンプ用テント

 タテ軸:顧客(ソロ、カップル、ファミリー、)

 ヨコ軸:提供価値(デザイン性、耐久性、簡単な設営)

デザイン性耐久性簡単な設営
ソロ(1人用)
カップル(2人用)
ファミリー(3~4人用)
ファミリー(5~6人用)

 マトリクス法は、以下の手順で進めます。

タテ軸とヨコ軸の要素を決める
テーマや目的を設定し、参加者に共有する
テーマや目的に基づいて、タテ軸とヨコ軸の要素を設定する
各セルにアイデアを記入する
自由にアイデアを考える
タテ軸とヨコ軸が交わる各セルに、アイデアを書き出す
発想を広げる
他社にない価値、既存事業に不足している点を強化できるか を意識する
アイデアの評価と決定
実現の可能性、コスト、必要なリソースなどを考え、アイデアをしぼりこむ
アイデアを改善し、詳細なプロセスやアクションプランに落としこむ

4 アイデアが出やすい場所は?

 新規事業に必要なアイデアを出す時は、上記発想法を使って、会議室で行うことがほとんどだと思います。ただ、会議室にこもってアイデアを出そうと頑張っても、なかなかアイデアは出ないものです。

 アイデアを思いつきやすい場所がありますので、ぜひ覚えておいてください。具体的には

  • お風呂(入浴中)
  • ベットや布団(寝るとき)
  • 移動中
  • トイレ
  • 酒場(食事中)

 などです。新規事業のアイデアはないか? ずっと考え続けていると、上記の場所でふとアイデアが浮かんでくることがあります。アイデア出しの打ち合わせの前から、現在の課題や問題点は? 他社の新しい取り組みは? など、常に考え続けることが大切です。突然、良いアイデアが出てくることはありませんので、常に問題意識をもって、考え続けてください。

5 まとめ

 今回の記事では、新規事業の立ち上げに必要なアイデアの出し方(発想法)を解説しました。紹介した発想法を使って、アイデア出しを行えば、新しいアイデアやユニークなアイデアが、色々と出てきます。使いやすい方法を組み合わせながら、何度もアイデア出しに挑戦してください。思いがけないアイデアが、集まってくるはずです。

新規事業の立ち上げに必要なアイデアの出し方6選

  1. ブレインストーミング法
  2. ブレインライティング法
  3. オズボーンのチェックリスト
  4. マインドマップ
  5. マトリクス法
  6. NM法

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