【新規事業ラボ】新規事業の立ち上げ情報誌

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新規事業のチェックリスト 検討すべき54項目


 新規事業を進めている時、新規事業の 【チェックリスト】 があれば、検討項目に抜けもれがなくなり、楽に業務を進められる! と思いますよね?

 新規事業を担当しているあなたも、新規事業のチェックリストを入手できれば、やるべきことが明らかになり、自信をもって新規事業を進められるようになります。

 以前の私は、新規事業のチェックリストに興味がなかったので、自分の勘と経験に頼って、やるべきことを決めていました。その結果、検討していない項目が後から判明し、新規事業が停滞、又は迷走してばかりでした。新規事業のチェックリストを自分で作ってからは、検討項目に抜けもれがなくなり、スムーズに新規事業を立ち上げられるようになりました。

 この記事では、①チェックリストが必要な理由 ②新規事業のチェックリスト について解説していきます。

 この記事を読み終える頃には、各段階における新規事業のチェックリストを理解し、自信をもって新規事業を進められるようになります。

1 なぜチェックリストが必要なのか?

チェックリストとは何か?

 新規事業におけるチェックリストとは、事業を進める時に必要な項目を、抜けもれなくまとめた一覧表 のことです。新規事業では、手順や業務がはっきりと決まっているわけではありません。そのため担当者は、

  • 何から始めたら良いのか?
  • この進め方で間違っていないのか?
  • 決定すべきことは何か?

などの不安を抱えながら、業務をすすめることになります。このような不確実な状況の中で、チェックリストは、今やるべきことを教えてくれるツール の役割を果たします。

チェックリストが必要な理由

 新規事業の立ち上げでは、前に進まなかったり、迷走することが、たびたび起こります。その原因は、①重要な検討項目の抜けもれ ②関係者との認識のズレ ③検討不足 などです。こうした状況を避け、着実に前進させるのに有効なのが、チェックリストです。

 チェックリストがあれば、未知の分野やむずかしい課題に取り組む時の判断を助けてくれますので、進む方向ややるべきことを間違わなくなります。つまり、新規事業においてチェックリストが必要な理由は、主に以下の4つです。

  • 検討項目の抜けもれを防ぐため
  • 迷った時の判断基準になるため
  • 関係者との認識を合わせるため
  • 改善や学習に活用するため

2 チェックリストの3つの分類

 新規事業の企画・検討から始め、新規事業を軌道にのせるまでを3段階に分け、それぞれの段階ごとにチェックリストを考えるのが、わかりやすいのでおすすめです。

  1. 新規事業の企画・検討
  2. 事業計画書の作成
  3. 新規事業のスタート

 各段階で重要なポイントを、以下にまとめました。

新規事業の企画・検討

 この段階では、たくさんのビジネスアイデアを集め、その中から、条件を満たすアイデアを1~2個にしぼり込みます。次に、しぼり込んだアイデアについて、ターゲット顧客の課題を、どんな方法で解決するのか 考えながら、仮のビジネスモデルを構築 します。仮のビジネスモデルは、簡単な一文で説明できることが重要です。

 経営者や上司に提案し、承認をもらうと、次の段階に進みます。

事業計画書の作成

 承認をもらうと、プロトタイプ(最小限の機能をもった製品・サービス)の検証・修正を繰り返し、ビジネスモデルを作り上げます。さらに、マーケティング戦略の立案、組織体制とオペレーションの確定、財務計画の立案 などを行い、事業計画書を完成 させます。

 事業計画書を経営者に説明し、承認を得たら、新規事業をスタートさせます。

新規事業のスタート

 新規事業をスタートしてからは、マーケティング活動のデータ収集・分析を行い、定期的にマーケティング戦略を見直しながら、新たなアクションプランを策定します。円滑なコミュニケーションを行い、一体感のあるチームを作り上げます。

3 【新規事業の企画・検討】時のチェックリスト

 新規事業の企画・検討 段階では、①ビジネスアイデアのしぼり込み ②仮のビジネスモデルの構築 に注力してください。ビジネスアイデアは、ニーズの有無、競争優位性、実現の可能性 などを考慮しながら、しぼり込みます。新規事業の目的や前提条件 などに沿ったものを選びます。

 仮のビジネスモデルの構築では、「私たちの事業アイデアは、〇〇を活用して△△という課題を解決する新しい□□サービスです」 のように簡潔な一文で説明してください。

 以下がチェックリストです。

ビジネスアイデアの絞り込み

  • たくさんのビジネスアイデアを出したか?
  • ビジネスアイデアを1~2個にしぼり込んだか?
    • 見込み客のニーズはありそうか?
    • 競争優位性はありそうか?
    • 実現可能か?(リソース、資金、時間 などを検討したか?)
    • 収益を上げられそうか?
    • 独自性があるか?

仮のビジネスモデルの構築

  • 見込み客の抱える課題は何か?
  • 課題をどうやって解決するか?
  • 仮のビジネスモデルを簡潔な一文で説明できるか?

4 【事業計画書の作成】時のチェックリスト

 この段階は、仮説検証~市場分析~ビジネスモデルの構築~マーケティング戦略の立案~財務計画の立案 などを行い、最終的に事業計画書を完成させます。すべての項目を検討し、経営者に説明できるようにしてください。それぞれの項目での重要なポイントを、以下にまとめます。

項目重要なポイント
プロトタイプを用いた検証・修正見込み客の意見を取り入れながら、何回も見直す
市場分析競合他社と戦うのに、有利な立ち位置を見つける
ビジネスモデルの構築課金モデルが成立するか確認する
マーケティング前略の立案販売チャネル、コミュニケーション方法は、複数用意する
組織体制とオペレーション役割分担、業務の進め方を確認する
財務計画の立案具体的な数値を用いて、現実的な予測を行う
リスク分析と対策想定されるリスクへの対策を考えておく
事業計画書の完成チームメンバーと内容を共有し、認識を合わせる

 事業計画書は、新規事業の成否を左右する非常に重要な文書ですので、時間をかけて作り上げてください。チェックリストは以下の通りです。

プロトタイプを用いた検証・修正

  • プロトタイプを用いて、テストマーケティングを行ったか?
  • 顧客ニーズを満たしていたか?
  • どのような改善・修正が必要か?

市場分析

  • 顧客分析を行ったか?
  • 競合分析を行ったか?
  • 業界分析を行ったか?

ビジネスモデルの構築

  • ターゲット顧客は誰か?
  • 提供する価値は何か?
  • 価値を届ける方法は?
  • どうやって利益を得るのか?
  • ビジネスモデルをわかりやすい図で描いたか?

マーケティング戦略の立案

  • 提供する具体的な商品・サービスは何か?
  • 商品・サービスの価格はいくらか?
  • 販売チャネル(流通経路)はどうするか?
  • コミュニケーション(広告、販売促進、SNS など)はどうするか?

組織体制とオペレーション

  • チームメンバーを決めたか?
  • 土地、建物、設備、知的財産 など活用できるものはあるか?
  • 使える資金はいくらか?
  • 業界内外のネットワークは活かせるか?
  • オペレーション(業務の全体像、各業務の担当者)は明確か?
  • 外部リソースを活用するか?(外部リソースに任せる業務は何か?)

財務計画の立案

  • 損益計算書を作ったか?
  • キャッシュフロー計算書を作ったか?
  • 資金調達計画を立てたか?

リスク分析と対策

  • 発生が予測されるリスクは何か?
  • 各リスクへの対策を考えたか?
  • リーガルチェックを行ったか?(法律・規制 などに反していないか?)

事業計画書の完成

  • ミッション・ビジョン・バリューを策定したか?
  • 事業計画書は完成したか?
  • 経営者や責任者から承認をもらったか?

5 【新規事業のスタート】時のチェックリスト

 新規事業をスタートしてからは、業務運営に注力してください。顧客と接するうちに、事業計画書の想定と現実の間に、大きな差があることに気づきます。そのため、マーケティング戦略を見直し、目標達成に向かってメンバーと協力しながら、事業を一歩ずつ前に進めていきます。

 この段階では、チーム内のコミュニケーションにも気を配り、全員が協力しながら問題解決できる体制づくりを、目指してください。

 以下が、チェックリストです。

マーケティング戦略の見直し

  • マーケティング活動のデータを収集・分析したか?
    • ターゲット顧客は最適か? 顧客ニーズ・課題に変化はないか?
    • 商品・サービスの見直しが必要か?
    • 競合企業の動向はどうか?
    • 販売チャネルに問題はないか? 今の販売チャネルは最適か?
    • コミュニケーションに問題はないか? コンテンツの作成と配信は順調か?
    • ステークホルダーとの関係は良好か? 何を見直すか?
    • ブランドは構築されているか?
  • 新たなアクションプランを策定したか?

チームビルディング

  • 目標の設定・共有がされているか?
  • 自由な意見交換ができているか?
  • 各メンバーの責任と役割が明確か?
  • 定期的なフィードバックが行われているか?
  • メンバーの入れ替え・追加が必要か?

5 まとめ

 今回の記事では、新規事業のチェックリストが必要な理由、具体的なチェックリストについて、解説しました。新規事業のチェックリストが必要なのは、①検討項目の抜けもれを防ぐため ②迷った時の判断基準になるため などです。新規事業の企画・検討から始め、新規事業を軌道にのせるまでを3段階に分け、それぞれの段階ごとにチェックリストを考えるのが、わかりやすいのでおすすめです。54項目すべてについて検討を重ねれば、新規事業は順調に進みます。

新規事業のチェックリストが必要な理由

  • 検討項目の抜けもれを防ぐため
  • 迷った時の判断基準になるため
  • 関係者との認識を合わせるため
  • 改善や学習に活用するため

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