新規事業を立ち上げても、【営業の進め方】 を知らないまま、顧客に提案するのは、とても不安ですよね?
新規事業の営業で苦労しているあなたも、最初にやるべきことやつまづく理由を知っているだけで、簡単に成果が出せるようになります。
以前の私は、新規事業の営業について、ほとんど知識がなかったので、既存事業のやり方で営業していました。その結果、断られてばかりで、成果をあげることができませんでした。新規事業の営業の進め方や考え方を理解した今では、着実に成果をあげられるようになりました。
このページでは、新規事業の営業で ①最初にやるべきこと と、②多くの企業がつまづく理由 について解説していきます。
この記事を読み終える頃には、新規事業の営業のコツや進め方がわかり、短期間で成果を出せるようになります。
1 新規事業の営業で最初にやるべきこと3選
新規事業を立ち上げた後、「さあ、営業を始めよう!」と思っても、何から手をつけたらよいのかわからない と感じる方は少なくありません。既存事業であれば、顧客は商品やサービスの価値を、ある程度理解してくれているため、どう売るか? から考えることができます。しかしながら、新規事業では、既存事業と同じやり方は通用しません。なぜなら新規事業では、誰が顧客か? どんな価値をもたらすか? さえ、まだ明らかになっていない状態から、営業を始めないといけないからです。このような状態で、売上をあげることは、非常に困難です。
新規事業の営業を始める時に、最も重要なのは、売上をあげることではなく、正しい方向を見きわめること です。最初に何を考え、どう位置づけるか が、その後の成否を大きく左右します。
新規事業の営業で最初にやるべきことは、以下の3つです。それぞれについて、これから順番に解説します。
- 顧客と提供する価値を明らかにする
- 検証するための営業と位置づける
- 最初に狙う顧客をしぼり込む
顧客と提供する価値を明らかにする
新規事業の営業で、まず最初にやるべきことは、 この事業の顧客は誰か? どのような価値を提供するか? を、言語化することです。
新規事業では、商品やサービスが世間に認知されておらず、価値の伝え方が固まっていない という状態がほとんどです。このような状態で営業を行っても、顧客への説明がブレてしまい、「何の商品・サービスなのかわからない!」、「説明が信用できない!」 という反応を招きやすくなります。
まずは、
- 想定顧客
- 解決したい課題
- 提供する価値
を、簡単な言葉で説明できるようになることが、営業の出発点になります。
検証するための営業と位置づける
新規事業の営業では、いきなり売上を最大化しようとしないこと です。なぜなら、顧客の本当のニーズがまだわかっていない、提案内容が最適かどうかわからない からです。
この段階の営業では、
- 本当に困っているのか?
- 魅力的な提案内容か?
- どの段階で興味を失うのか?
を確認する「仮説検証の場」と、とらえる必要があります。
最初に狙う顧客をしぼり込む
新規事業の営業でありがちな失敗は、誰にでも売ろうとすること です。最初から大きな市場を狙うと、誰にも刺さらない商品・サービスになりがちです。「〇〇〇な人には刺さる」という成功パターンを見つけることが、営業を加速させます。
新規事業では、経営リソースが限られているため、
- 問題解決を求めている顧客
- お金を払ってくれそうな顧客
- フィードバックをくれそうな顧客
に、狙いを意図的にしぼることが重要です。
2 新規事業の営業で多くの企業がつまずく理由
新規事業を立ち上げ、営業を始めても、思い通りに進まないケースが少なくありません。「しっかり準備して営業しているのに成果が出ない」、「営業活動はしているが、手ごたえが感じられない」 などの悩みを抱える営業担当者が多いのも事実です。
新規事業の営業がうまくいかないのは、営業担当者の能力不足や努力不足ではありません。多くの場合、新規事業特有のむずかしさを知らないまま、営業を行っていることにあります。
この章では、新規事業の営業で多くの企業がつまづいてしまう代表的な理由を3つ取り上げ、わかりやすく解説していきます。つまづきの理由を正しく理解することで、何を変えるべきか? が、はっきりと見えてくるはずです。
- 既存事業と同じ営業のやり方をしてしまう
- 早い段階から売上や数字を求めてしまう
- 顧客の声を営業活動に活かせていない
既存事業と同じ営業のやり方をしてしまう
新規事業の営業で最も多いつまづきは、既存事業で成功した営業のやり方を、そのまま当てはめてしまうこと です。既存事業では、①商品・サービスが認知され ②実績や導入事例が豊富で ③顧客は価値を知っている ことがほとんどです。それに対し、新規事業では、顧客が課題を言語化できていない状態で、商品・サービスの価値を説明し、顧客に納得してもらう必要があります。
このような異なる状況で、既存事業と同じ営業を行っても、顧客が納得し、購入してくれるわけがありません。新規事業では、売る営業ではなく、理解・納得してもらう営業 が求められます。
早い段階から売上や数字を求めてしまう
新規事業では、立ち上げ直後から、「何件の契約がとれた?」、「今月の売上は?」 などと問われがちです。その結果、
- 興味のない顧客に売ろうとする
- 無理な提案をする
- 売れない原因を考えずに営業する
などのやってはいけない営業をしてしまい、悪循環におちいってしまいます。初期の段階で大切なのは、①どんな顧客が反応するのか? ②どんな提案が刺さるのか? ③契約しない理由は何か? などを見きわめることです。
売上や数字を追いすぎると、正しい検証ができなくなってしまう のです。これが、多くの企業が気づかない落とし穴です。
顧客の声を営業活動に活かせていない
新規事業の営業では、顧客との会話・やり取りが、最高の市場調査になります。しかしながら実際には、
- 営業での会話・やり取りが共有されていない
- 顧客からの要望・不満が整理されていない
- これまでの経験や反省が次の提案に反映されていない
などのケースが多くあります。
その結果、改善のない同じ説明・提案がくり返され、同じように断られてしまうのです。営業とは、学びを蓄積し、次に活かす活動であるという意識がないと、新規事業の営業は進歩しません。
3 成果が出るまでに必要な営業の考え方
新規事業の営業にとり組んでいると、「なかなか成果が出ない」、「断られてばかりでつらい」と感じる場面が少なくありません。第2章でも説明しましたが、新規事業の営業がうまくいかない背景には、やり方や能力ではなく、営業に対する考え方のズレ が関係していることが多いのです。
新規事業では、既存事業のように短期間で成果が出ることは、ほとんどありません。それにも関わらず、既存事業と同じ考えで営業を行っていると、不安や焦りから正しい判断ができなくなってしまいます。成果が出るまでに必要なのは、小手先の営業テクニックではなく、新規事業に合った営業の考え方 を、身につけることです。
成果が出るまでに押さえておきたい営業の考え方は、以下の4つです。これらの考え方を持つことで、新規事業の営業が、苦しくつらい活動から、前向きで楽しい活動に変わり、成果が出るまでの時間を短縮できます。
- すぐに成果が出なくて当たり前と考える
- 営業を学ぶ仕事と考える
- 断られても落ち込む必要はない
- チームで知識・情報を共有する
すぐに成果が出なくて当たり前と考える
新規事業の営業で、すぐに成果が出ないのは異常ではありません。ごく当たり前のことです。なぜなら、①市場の反応がよくわからない ②顧客が自分の課題に気づいていない ③価値が十分に伝わっていない 状態から営業を始めるからです。この現実を理解せずに、「なぜ売れないのか?」、「営業のやり方が間違っているかも?」などと考えるのは、意味がありません。
成果が出るまでの試行錯誤の期間も、営業が成功するプロセスだと考えてください。
営業を学ぶ仕事と考える
新規事業の営業は、売上をつくる前に、学びながら答えを見つける仕事 です。新規事業の営業では、①顧客が本当に困っているのは何か? ②価値が伝わっているか? ③どう伝えたら反応が良いか? などを学ぶことができます。試行錯誤をくり返しているうちに、柔軟な営業ができるようになります。これらを意識せずに営業すると、「今日もダメだった」、「ムダな1日だった」で終わってしまいます。
営業を学習の場として捉えることで、1つ1つの商談を大切にするようになり、成果へとつながっていきます。
断られても落ち込む必要はない
新規事業の営業を始めると、断られる日が続き、気持ちが落ち込んできます。既存事業の営業で成果をあげていた営業マンも、自信を失うことがあります。しかしながら、断られるには、必ず理由や原因があります。
- なぜ断られたのか?
- どこで興味を失ったのか?
- 提案に問題があったのか?
を振り返れば、そこには必ずヒントが隠れています。
断られるたびに落ち込むのではなく、顧客からのフィードバック として受け取ることで、次の営業がより有意義なものに変わっていきます。
チームで知識・情報を共有する
新規事業の営業では、個人の知識や情報を、チーム全体で共有することが重要です。
- どんな反応だったか?
- どんな質問が出たか?
- どこで話が終わったか?
これらを共有することで、①提案内容が改善され ②ムダな失敗を減らせる などの効果が出ます。新規事業の営業では、個人プレーではなく、チーム全体で協力することで、大きな成果が得られます。
4 新規事業の営業を成功に近づけるために大切なこと
新規事業の営業を成功させるためには、考えるだけではなく、実現可能な具体的な行動をおこすことが大切です。うまくいくやり方を見つけるだけではなく、①試す ②振り返る ③改善する ことを、何度も繰り返す必要があります。新規事業では、①市場の反応が読めない ②顧客のニーズが変化する ③想定通りに進まない ことが当たり前です。そのため、行き当たりばったりではなく、再現性のある進め方を意識しなければなりません。
ここでは、新規事業の営業を成功に近づけるために大切なこと3つを取り上げ、解説します。
- 営業活動を仮説検証のサイクルとして回し続ける
- 営業と企画を連携させる
- 成果が出るまでの時間に余裕をもたせる
営業活動を仮説検証のサイクルとして回し続ける
既存事業の営業では、①顧客 ②価格 ③売り方 などが、ほぼ固まっています。そのため、「決まったやり方をどれだけうまく実行するか?」が、成果を左右します。
一方で、新規事業の営業では、①顧客は誰か? ②求められている価値は何か? ③どんな伝え方が刺さるのか? など、すべてが仮説の状態です。つまり、正解がわからない中で営業するのが、新規事業の営業なのです。そのため、「一度決めたやり方でがんばり続ける」よりも、試行錯誤をくり返しながら正解に近づいていくことが、何よりも重要です。
仮説検証のサイクルとは、営業活動を次の流れで、回し続けることです。
- 【ステップ1】仮説を立てる
- この顧客は、〇〇〇で困っているはずだ
この価値を伝えれば、興味をもってもらえるはずだ
- 【ステップ2】営業で試す
- 顧客に提案し、反応を見る
- 【ステップ3】振り返る
- どんな反応だったか? どこで話が終わったか? なぜ断られたのか? などを確認する
- 【ステップ4】修正する
- 狙う顧客、提案内容、伝え方 などを少し変える
この一連の流れを、営業のたびに、意識的に回し続けることが大切です。この仮説検証のサイクルを回し続けることで、①次に活かせる学びが得られ ②営業の質や内容が向上し ③成果が出る理由・出ない理由が言語化できる ようになります。
営業と企画を連携させる
新規事業では、営業も企画も完成していないため、試行錯誤をくり返しています。そのため、営業も企画も、同時に育てていく必要があるのです。
営業担当者は、
- 顧客の生の声・反応
- 顧客からの質問・要望
- 買わない理由・迷う理由
を、毎日聞いています。これらはすべて、机上では絶対にわからない貴重な情報です。これらの情報が企画に届くことで、
- 顧客の声・反応がすぐに企画に反映される
- 改善スピードがあがる
- 成功パターンが早く見つかる
ようになります。その結果、新規事業が成功に近づいていきます。
成果が出るまでの時間に余裕をもたせる
新規事業の営業で成果をあげるには、どうしても時間がかかります。短期間での成果を前提に計画をたてると、途中でムリが生じてしまいます。
- 複数の顧客の声・反応を比較する
- 検証時間を見込んでおく
- 試行錯誤を前提にする
これらの計画を、事前に組み込んでおくことで、営業担当者は落ち着いて営業に集中し、精度の高い判断ができるようになります。新規事業の営業では、焦りは禁物です。
5 まとめ
今回の記事では、新規事業の営業の進め方について、解説しました。最初にやるべきことは、①顧客と提供する価値を明らかににする ②検証するための営業と位置づける ③最初に狙う顧客をしぼり込む ことです。また、新規事業の営業で、多くの企業がつまづくのは、既存事業と同じ営業のやり方をしてしまう、早い段階から売上や数字を求めてしまう からです。新規事業の営業では、すぐに成果が出なくて当たり前、営業は学ぶ仕事と考えながら、業務を進めることが重要です。
新規事業の営業で最初にやるべきこと3選
- 顧客と提供する価値を明らかにする
- 検証するための営業と位置づける
- 最初に狙う顧客をしぼり込む
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